アジアショッパー&ブランドインサイト研究会(Asia Shopper and Brand Insight Institute:ASBI)は、小売業の経営戦略やDX活用の実際を確認し、メーカーと小売業のブランド戦略や流通戦略をショッパー視点で明らかにしようとする産学研究会です。ショッパーのブランド購買について、リアル店舗およびネット通販におけるID-POSデータやVOICE(顧客の声)を活用してブランドのインサイトを把握します。また、ショッパーのカスタマー・ジャーニーにおける情報探索や買い物の瞬間の意識・無意識の購買動機について実証的に分析し、ブランドの習慣化(定着)に関する戦略構築や小売業の生産性向上を高めるための理論構築を行う研究会です。
主たる研究テーマは以下の通りです。
<主催>
中央大学ビジネススクール中村博研究室
アジアショッパー&ブランドインサイト研究会事務局
中村 博 Dr. Hiroshi NAKAMURA
中央大学大学院戦略経営研究科教授
早稲田大学商学部卒業後、博士(経営学:学習院大学)、専修大学商学部を経て現職。公益財団法人流通経済研究所理事、日本プロモーショナル・マーケティング学会会長
主著に『新製品のマーケティング』(中央経済社 2001年)、『ショッパーマーケティング』共著(日経 2011年)、コロナ禍・DX化で成長する小売業の提供価値(流通情報2021年5月)、「Amazon EffectとWalmartの対応戦略」(流通情報 2022年1月)、小売業のDXとビジネスモデル(流通情報 2023年5月)、「購買意思決定時期と属性表現の違いが商品選択に与える影響~解釈レベル理論と流暢性を用いた分析~」共著(プロモーショナル・マーケティング研究 2023年10月)、「非計画購買類型の拡張とカスタマージャーニーの検討-店舗内での購買意思決定に関する考察-」共著(流通情報 2024年3月)、「非計画購買はブランドの顧客満足を高めるか?-リアル購買とオンライン購買の期待不一致理論の視点から-」共著(流通情報2024年7月)、「小売業のDXは顧客ロイヤルティを高めるか?」(生活協同組合研究2024年9月号)、「東アジアにおける企業戦略と制度的環境」共編著(中央大学出版会 2025年3月)など