日本マーケティング学会リサーチプロジェクト 「ニューロ・サイエンスの流通マーケティング活用研究会」の発足について

中央大学ビジネススクール教授であり、ASI研究会コーディネーターの中村博は、このたび日本マーケティング学会リサーチプロジェクトにおいて、「ニューロ・サイエンスの流通マーケティング活用研究会」を発足致しました。ニューロ・サイエンスを活用したマーケティング研究の第一人者として、学会をはじめ、ASI研究会において、調査研究で得られた新しい知見を発表する予定です。研究報告会の開催日が決定次第、お知らせ致します。

 

【ニューロ・サイエンスの流通マーケティング活用研究会の研究目的】

 SNSデータ、IoTデータ、ID-POSデータなどのビッグデータが結合され、あらたなマーケティング情報が入手可能な時代になってきた。この結合データはレコメンデーションやダイナミックプライシングなどAIを駆使したマーケティング手法などに活用されその効果をあげている。Amazonや楽天などのネット通販の成長はその典型的なケースである。しかしながら、DXだけで「顧客の心」をつかむことはできないと考えられる。例えば、ネット通販の成長にともない、既存のリアル店舗は「顧客の心」をつかむためにより感動的な楽しい体験を提供する店づくりや売場づくり、商品づくりが必要になってきている。感動的な楽しい体験とはどのような感情か?従来の調査方法に加えてニューロ・サイエンスの手法を加えることで、感動的、楽しいといった購買の気持ち(意思決定プロセス)が明らかになると思われる。本リサーチプロジェクトは、ニューロ・サイエンスの流通・マーケティング(商品開発、コミュニケーション、売場開発、プライシングなど)への活用について研究する。

https://www.j-mac.or.jp/research-project/24825/

 

差出人:Yukari Sugimoto